そして、ついに今までの苦労が報われる時がやってきた。台湾大手の"ロック・レコード(滾石唱片)"と出会って、契約した彼は、台湾でのデビュー・アルバム『格格blue』を200512月にリリース。"歌手ゲイリー・ツァオ"の魅力を最大限に引き出した話題作となった。彼の意思の強さを感じる独特な歌声は人々の心に深く残り、このデビュー・アルバムは北京語の主要チャートのトップ10内に数週間も1位で居続けるほどの大ヒットを記録したのである。さらに人気は台湾を飛び出してシンガポール、マレーシア、香港、中国にまで広がった。
このアルバムでは前述の、強い思い入れのある「スーパーウーマン」をカバー。音域32度に及ぶこの難曲に挑み、全世界で初めての男性ヴォーカル版を完成させている。その他の9曲はすべて自作曲。得意のR&Bテイストに加え、アジア・テイストにも挑戦するなど東西の要素を融合させたアリジナリティの高い音作りで幅広い才能を感じさせる。確かな歌唱力と独特のメロディ・センスを誇り、さらに自分の意思を貫く強さを持った"ゲイリー"の実力は台湾音楽界で大きく注目されている。
2006822日初公式来日プロモーション。
台湾でのデビュー・アルバム『格格blue』でブレイクした"ゲイリー"。このアルバムが日本はロック・レコードから発売される事を記念し、日本でマスコミ向けの記者会見とミニ・ライブを行った。会見ではアルバム収録曲「Superwoman」「姑娘~女の子」「世界唯一的妳~世界でただ一人の君」を熱唱し、その伸びのあるボーカルを日本初披露、会場を圧倒。
記者会見終了後、サイン&握手会のイベント会場となるお台場「小香港」へ移動。サイン&握手会では、ファンの方のリクエストに応えてアカペラを披露するなど、彼の人柄の良さがにじみ出ていました。ファンの皆さん11人とお話しながらサイン&握手!
2006
9月に発売される"ビビアン・スー(徐若萱)"のアルバム『Vivi and...』に収録されている「I still believe」のデュエット参加と曲を提供している。
200610月台湾の人気アイドル"ジニー・チュオ(卓文萱)"のアルバム『習慣』のプロデューサーを務める。アルバム『習慣』に収録されている「梁山伯與茱麗葉~梁山泊とジュリエット」はジニーとのデュエットと作曲を手掛け、2006年台湾IFPIチャート、Channel[V]マンダリンソングチャート、カラオケリクエストチャートの1位を総なめする。
音楽界の新勢力となった"ゲイリー"にとって2006年は大きな飛躍の年であった。
中国大陸人は香港や台湾の音楽に対して比較的保守的だが、"ゲイリー"はその圧倒的実力と音楽力で彼らの目を広い方向にさせた。創作から制作まで携わる"ゲイリー"は新しい音楽勢力の誕生との呼び声も高い。年度「最優秀新人賞」及び「金曲賞」を受賞した。
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